この研究・記事について
ユーロ圏周縁国の経済には、従来の推計が示す以上の余力が残っていたのか。ロビン・ブルックスとジョナサン・フォルトゥンは、パンデミック前の状況を対象に、需要の弱さの長期化と国ごとに異なる金融環境が、経済の稼働状況の評価に及ぼす影響を検討する。中心となるのは、実際の生産と潜在的な生産の差を表す需給ギャップである。低迷を供給能力の限界と捉えるのか、それとも使われていない余力と捉えるのかという、政策判断に直結する問題を扱う。
引用情報
Robin Brooks, Jonathan Fortun (2020). Eurozone Output Gaps and the COVID-19 Shock. Intereconomics, 55(5), 291–296. https://doi.org/10.1007/s10272-020-0918-9