この研究・記事について
Jonathan Fortunは、財政面の圧力が日本の長期金利の上昇と円安の背景にあるのかを検討している。本稿によると、2026年に10年物国債利回りは100ベーシスポイント超上昇した一方、スワップに対するプレミアムは縮小している。5年先から10年先のフォワード金利は日本銀行が推計する中立金利の範囲を大きく上回っており、政策金利の想定経路が高いこと、不確実性が大きいこと、あるいはその両方を示唆している。円も日米の利回り差に照らして弱く、財政拡張や居住者の対外投資が影響している可能性がある。平均クーポンが現在の利回りを下回っているため、債務の借換えが進むにつれて利払い費は増え続ける見込みである。
引用情報
Jonathan Fortun (2026). IIF Asia Economic Views: The Fiscal Channel in Japan's Long Yields. Institute of International Finance.